今までの人生で三匹の犬と暮らしてきた。

どの犬も病院事情でさほど苦労した事は無かった。

コタは現代の犬なので一番動物病院に行く回数も多い。

その度に敏感な犬さん達が不安におののいて泣いたり叫んだり、先生を威嚇していたりするのを見かける。

うん。よくわかる。

大人の人間でも不安だから。

で、コタの場合。

まずいつもの散歩コースからちょっと外れるイコール動物病院に行く、ということがわかっている。

私がそちらにコースを変更すると目が輝き、足が高く上がり、まるでスキップするように軽やかに歩き出す。

動物病院に着いてもコタは待合室には入れない。

テンションが高すぎて他の犬さん猫さん達に大変迷惑がかかるからだ。

だから外で待つ。待つ間先生がチラッと見えたらウォウウォウ喜ぶ。先生激ラブなのだ。

診察台の上に乗ってもシッポをブンブン振って先生の顔をバシバシ殴り

首に注射されても気づかず、ただただ喜んで帰り道は疲れた私とコタがグッタリしてうなだれて歩いている。

ハイテンションすぎて疲れはするが怖がるよりは楽だろう。

毎月のフィラリア予防のお薬を与える時のコタはチョロい。

ただ普通に手のひらに乗せるだけでいい。

おやつのようにバリバリ食べる。疑いもしない。

これからは老化現象で病院に行く事が増えるだろう。

その時も楽しく通えれば良いなあ。

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