コタはむちゃくちゃビビり犬です。
2歳くらいまでのまだ無邪気な頃は犬の友達がいるにはいたのですが
近所には攻撃的な小型犬さんが多くて色々トラブルあったりして気が付けは犬のお友達は居なくなっていました。
田舎なので市民プールの駐車場(オフシーズン)などをドッグランのようにこっそり使わせてもらっていましたが
仲の良かった犬のお友達も天国に行ったり高齢になったりで足が遠のいて
コタも高齢になりドッグランでぐったりするほど走ることは無いだろうと思い近所をたくさん散歩してます。
そんなコタの最後の友達だったのは地域猫の女の子でした。
町内にお魚屋さんがあり、お店の方が何十年も前から野良猫にお魚の切れ端などをあげていたようです。
こちらに越してきた十数年前にはお魚屋さんの周りは野良猫でいっぱいでした。
今では保護団体のお世話があったらしく数匹の猫が残っているだけですが相変わらずお魚屋さんや近所の方が水やドライフードなどをあげています。
コタの友達はその中の一匹の白ネコが産んだ双子の白ネコです。
成長と共に母猫が追い払ったらしく現在は双子A.Bはお互い少し離れた地点に暮らしていました。
白ネコAちゃんは我が家からほど近くに道行く人にかわいがられて暮らしています。
白ネコBちゃん、この子は少し環境に恵まれ無いところで暮らしていました。多分当時2歳にもなってなかったはず。
いわゆるサクラネコの耳のマークがありました。
ほとんど人も通らなかったので寂しかったのでしょう。もともと人なつっこい子でしたが犬でも構わなかったらしくある日ニャーニャーと私とコタにまとわりついてきて来たのです。
コタは幸いにも犬よりなぜかネコが大好きで見た目からして凶暴な野良猫に尻尾振って突進して返り討ちされてたくらいなのでBちゃんのことはもちろん大歓迎でした。
あっという間に仲良くなり、散歩の度に触れあっていました。
それから三年ほど経ちました。
誰かが他のもっと良い環境の地点にBちゃんを移したみたいです。
散歩コースの他の地点でいきなりBちゃんに出会い、ビックリしましたが。どうやら他の方々からおいしいご飯や水をもらいもともと人なつっこい可愛い子なのでどんどん可愛いがられていました。
そして半年前からは全く姿を見なくなりました。噂では誰かに保護されたようです。
本当に可愛い子ですからきっと幸せになっている事でしょう。コタが遊べなくなったのは残念けど幸せになってるといいなあとおばさんは思うのです。