投稿者: うびお

  • 足の形は変わっても🐾

    足先がとれてしまった翌日あたりの写真

    コタの足先がとうとう取れてしまった。

    約2ヶ月、腐った肉が爪と骨をじわじわ溶かしていたようだ

    取れた時はとてもショックで悲しくて泣いてばかりいたが

    コタの足は、それを待っていたように回復していった。

    翌日にはもう傷口が塞がり始め、一週間も経つと毛も生えてきてもともとこの形であったようになっていった。

    来月18才になる老犬とは思えない回復力!

    獣医さんに改めて診てもらったがやはり驚いていた

    そして壊死の治療は終わった

    今日からは抗生物質も無くなった

    包帯もしなくなった

    足も洗わなくなった、朝や気づいたときに拭くだけ

    包帯をしなくなったらコタは無くなった足を庇うような仕草を見せる

    多分痛みはあるのだろう

    それでも毎日ご飯を楽しみに食べて

    お昼ご飯の軽食を吸い込むように食べて

    お水をたくさん飲み

    気に入らない体勢の時はウワンウワンと文句を言い

    コタはこの2ヶ月変わらなかった

    車椅子も再開

    暑くても散歩に行きたがり

    散歩だよーと抱き上げると満足そうなため息をムフーと漏らし

    抱っこ散歩中は下ろせ下ろせと手足をバタバタさせる

    下ろしたところで歩けないけど

    首が曲がって前も見えないけど

    コタにとってはこれが散歩

    足の形は変わったけど

    おじいワンは今日も元気です

  • さよならコタのあんよ🐾

    コタの足先が取れた直後

    とうとうコタの足先が取れてしまった…

    正確に言えば私が切り取ったのだ

    この一週間ほど、本当にもう取れそうだなと思っていた

    先日獣医さんに相談したら『取っちゃっても良いんだけどね~、組織は死んでいるわけだし、でもねーこういうのってスポッと取れるものじゃないから~ チョキチョキしないと取れないかもね』と、言われた

    医療従事者でもないただのおばさんにはそんな事は出来ないので毎日取れそうだな~💦💦とヒヤヒヤしていた

    そしてここ数日はかなり危なくなっていたが、なんとか元の位置に戻せていた

    そして昨日の日曜日の朝の恒例の足洗いをしていたら、完全に肉球と爪の部分が一番左の肉球と爪を残してぶら下がってしまった

    本当に皮一枚で繋がってる…

    獣医さんの言葉を思い出した『チョキチョキしないと………』

    こういう時に限っていつも日曜日の朝にはいるはずのダンナがいない!

    私が一人でやるしかないんだ…!!!

    手近にあるのは包帯を切っている百均のハサミだけだ

    とにかくもう切るしかない、包帯もろくに切れないハサミは…当然切れる訳がない

    どうしよう?どうしよう??包丁?ナイフ?こわすぎる!

    チョキチョキ…ハサミ!キッチンバサミ!

    これなら肉も皮も切れるはず!切りたくない!!

    百均の10年愛用のキッチンバサミをつかんでコタのもとへ戻り覚悟を決めてチョキチョキと切り始める

    コタの指の毛皮だった所だろうけっこう分厚いのでずっと残ってたのだろう

    1.5センチほどを切ってなんとか切り離せた

    私はその間ずっとコタごめんねー!と大号泣していた

    とっくに神経や組織が壊死していたので切り離す痛みは無かったはずだが

    この子の足を切り落とすなんて信じられないことがよく出来たものだ

    コタの足先が取れた後は骨が露出すると思っていたが

    中の骨はまるで魚の缶詰めの骨のように折れていた、というか繋がっていなかったので肉と一緒に取れてしまった

    あと一本肉球と爪が残っているが時間の問題だろう

    とにかくこの足先もまた庭に埋めてきた

    悲しいけれど少し壊死の処置は楽になった

    まるで握りこぶしのようになってしまったコタの足先

    こうなったら一日も早く皮膚で傷口を覆わなくては

    私はあれから全く肉類が食べすられず見るのも嫌になって料理もしていない…はあ

  • コメントありがとうございます

    ハナさんコメントありがとうございます

    コメントに返信できないのでこちらからお礼します。

    最近ブログサイトの調子が悪くしばらく放置しておりました

    近いうちにここも閉鎖する予定です

    Xには時々出没しますので見守っていただけたらうれしいです😄

  • 抱っこがつらい夏

    フワフワマットに熱がこもる

    コタ愛用のフワフワ介護マットを使い始めて半年

    リビングの交通量の多い所を好んで眠っている

    それまでは景色の見える窓際に居たのだが

    この場所の介護マットに移したその日から窓際を嫌がるようになった

    窓際の方が静かだし私も物音にさほど気を使わなくて済むのだけど

    介護マットを使って初めての夏を迎える

    一年前は介護ベストも着てなかったコタ。

    今では介護ベストが無いと裸の様にさえ感じる

    介護ベストとフワフワマットで接地面が大変熱いみたい

    V字にくぼんでるので多少身をよじったところで熱から逃れられない

    おまけに足は壊死治療中でラップで巻かれ

    その上からオシッコシートで浸出液を防ぐためにさらに巻かれているのでここも暑かろう

    おまけに抱っこ散歩は私とコタの熱が合わさるのでお互いに不快だ

    まだまだ暑さも初級段階だというのに

    とりあえず固くならない保冷剤とリュックの背中に取り付ける保冷剤ケースを互いの間に挟んで抱っこしてみる

    コタから落ちた爪

    先日コタの足先の爪が一本落ちていた

    一度は捨てようと思ってビニール袋に包んでゴミ箱に入れたが

    やはり気になってゴミ箱から取り出して洗ってみた

    中にあったはずの組織や神経は無くなっていてスカスカだった

    潮干狩りで浜に打ち上げられているマテガイを思い出した

    この爪はコタが戦った証なんだよね

    また生えてきますようにと願いを込めて

    コタが散々掘り返したちいさな庭に埋めることにした

    もうすぐ足先も腐り落ちるだろう

    冷静に処置出来ますように

  • 認知症と壊死と 2

    まだなんとか歩けた去年の秋頃、明らかに目がはっきりしてるかも
    現在の様子、寝ぼけてはいるが目に力が無い時が多い

    先日、動物病院に行った時にコタの夜鳴きについて先生に聞いてみた

    今までの17年間、ピーピー鼻を鳴らすばかりであまり吠えたことは無かった犬が

    数ヶ月前、いきなり要求があるとウワン…と吠えて教えるようになった

    それまでは自分でなんとか立とうとしたり移動しようとしていたけれど

    無理だとわかったのか色々要求してくるようになった。

    最初はわかりやすくていいかもと思っていたが

    段々と要求吠えが増えてきてちょっとした用事で私達夫婦の姿が見えないだけで吠えるようになってきた

    最初は遠慮がちに…ウワン…くらいだったが今はけっこう響く声でウワン!と吠えるし連続する

    夜もあまり寝ずに30分置きくらいに目覚めて泣き、原因がわからないこともある

    獣医さんは17年のお付き合いなのでここ数ヶ月の様子をみていてとっくに気づいていたようだ

    『この夜鳴きは認知症だよ、初期だと思うけどね』と言われた

    この時点で私達夫婦は寝不足で、私は朝の4時半まで面倒を見て、それからダンナが出勤する6時半に起こしてもらっていたが

    4時半まで全く眠れない日が続き

    ダンナも見かねて3時や4時に代わってくれる日もあったので二人共フラフラだったのだ

    獣医さんは飼い主がこんなに弱っては犬の世話に差し支えてるからと

    犬の安定剤を処方してくれた

    ギャバが主成分だというこの薬はごくごく初歩的な睡眠薬というか安定剤で

    犬によっては効かない事もあると言われたけれど

    コタにはガッツリ効いて、夜鳴きはほとんど無くなったし夜中に起きる回数も1~2回になり

    オシッコして水を飲んだら、またすぐに眠ってくれて本当にありがたかった

    安らかに眠るコタの寝顔を見て心から安心出来た

    老犬の夜鳴き対策の睡眠薬や安定剤に反対の人々もいるだろう

    ただ、私達夫婦とそして不安で仕方なかったろう小太郎もきっと救われているはずだ

  • 認知症と壊死と (1)

    今現在の様子、ご飯はたくさん食べて、足先が大変な割には元気です

    コタの左後ろ足先が今壊死し始めている

    医学的な言い回しがわからないので壊死なのかもわからないけれど

    ナックリングによるごく小さな足の傷は常にあり、普段は赤い傷口が黒くなったのは見ていた

    愚かにも私はかさぶたになったのだと思っていた

    次の日には足指か腫れ始め、足の幅が1.5倍ほどになった

    同時にもともと不自由な左後ろ足を地面に着けないようになったのでかなり痛いのだなと判断し動物病院に行った

    バイキンが入ったのは間違いないので抗生物質をもらった

    次の日には足指の間から裂傷のように出血しあっという間に足先まで傷が広がり膿んで行く

    またしても動物病院へ

    獣医さんは、実はこうなると思っていたと

    17歳の体重半分以下の老犬には抵抗力がないので小さな傷でもこうなることが多いらしい

    現代医学ではこういう傷に消毒はもうしない行為なのだと

    床ずれは昔は乾かしてたけど今は人はもちろん犬にだって乾かしたり消毒したりしない

    キズパワーパッド方式でこのコタの傷も水洗いして特に乾かさずラップで巻いてその上から保護したらいいのだとか

    消毒できないというのはもどかしい

    コタのこの傷のために出来ることか少ないからだ

    消毒というのはそういう飼い主のやった感は出るのではないか

    そして野戦病院(行ったこと無いけれど)のような傷が膿んでいく匂いは一滴でも浸出液が振れると念入りに洗わなければ取れない

    それは抱っこして歩く私が一番付くので毎日ファッションショーのように着替えている

    コタの足先は仕方ないとして他の部分もどんどん匂ってくるので色々拭きまくって、コタの顔や首辺りは匂いも無くキレイだ

    なんだかんだで1ヶ月近く経ったけれど

    毎日今日が一番最悪な状態でこれ以上悪くならないはず!と一見前向きなワードで目覚めるが

    足を洗うのはやっぱりどうしても慣れない

    匂いはもうどうでもいい

    コタの甲の部分の皮や毛がドロドロしていて今にもずる剥けて落ちて行きそうだから

    医療従事者で無い私にはこれがどこまでOKな状態かわからない

    今落ちて行った皮は壊死して崩れ落ちたのだとはわかるけど、こんなに落ちていいものか

    今ずる剥けだ後の肉の表面をラップで覆うだけでいいのか

    私は生まれ変わっても医療従事者にはなれない

    毎日毎日犬の足を洗うだけで医療従事者の方々、そして介護の方々に感謝しているおばさんかここにいます

  • 追記 

    近所の黒豆柴の銀ちゃん16歳も先月天国に行った事を先ほど飼い主さんに聞きました。

    悲しい最長老更新です。

  • あの子はどこに?

    この地域は老犬が比較的少ない

    数年前に新築の住宅が一気に増えてそれからペットを飼い始めた人が多い

    若いお母さんに連れられた子犬やまだまだ若い犬が弾んで歩いている

    昔からいる住人はもう80代の老人でペットももう死んでしまった人々

    私たちは20年前ほどに少しだけ増えた住宅地の人間でペットを飼ってる人も少ない

    それでも数少ない老犬仲間がどんどんいなくなっている

    飼い主自ら『死んじゃったの~』とふれ回る人はあまりいないだろう

    息子の同級生が飼っていた柴の女の子も16歳で去年天国に行った事を先日知った

    そして同じ町内の黒豆柴くん16歳の姿を最近見かけないと思ったら

    彼もとうとう歩けなくなったらしい

    ほんの2ヶ月ほど前はヨボヨボながらもしっかり歩いていたのに😭

    コタはあれだけ好きだった窓辺ではなくリビングのそばで眠りたがり、窓辺のマットの上に寝かせるとウワンと文句を言ってくるのでほとんどをリビングの介護マットの上で過ごしている

    近所の方々は窓辺で眠るコタを見て生存確認されているようで、姿が見えないけどどうしているのかとよく聞かれる

    どこの老犬もそうだけど姿が見えなくなる≒死なので見守る人々も老犬仲間も不安になってしまう

    私がコタを抱っこしてヨロヨロ歩く姿も生存確認みたいで近所の皆さんがほっとしたわーと言ってくれる

    身体中痛いけどコタが起きたらまたヨタヨタ散歩してこよう

  • 老犬介護の孤独

    新しい車椅子が気に入らなかったけどちょっと長く乗っていられるようになった

    老犬介護ってかなり孤独だと思ってしまう

    まだまだ世の中は犬ごときに!って人が多くて

    大型犬用バギーで散歩してると年配の方から過保護だの変人だの遠まわしに言われる

    まあ、それはあまり気にしてない

    温かい目で見守ってくれる人の方が9割(当社比)だと感じるので

    今、コタは自分では動けない事を悟り始め最初は遠慮がちだったウワン!の呼び声も

    ここの所起きてる間は5分から15分おきに呼ばれたりする…

    夜中も1時間保たなかったりするので睡眠不足だ

    常に介護で持ち上げたり抱っこが必要なので両肘は激痛で肩ももちろん腰も膝も全身が痛い

    疲労が蓄積してくると器の小さい私はコタにつらく当たってしまう

    声をあらげたり無言で持ち上げたり…

    今日のような天気だと(雷雨、雹、雪、雨)抱っこ散歩も行けずお互い気分転換が出来なくて

    狭い家の中でヒャンヒャン鳴かれてこちらも泣けてしまう

    私とこの子と二人きりで真っ暗な荒野に居るような気分になる

    ダンナは多少助けてくれてるし娘もたまに遊びに来ては助けてくれる

    周りの人々も優しく声を掛けてくれるけれど

    結局私とコタが二人きりで堂々巡りしてることには変わりない

    育児中にもこんな気分になったけれど

    この孤独のゴールは小太郎の死である

    新たな孤独が待っているだけなのだ

    睡眠不足は人を変える

    せめて今夜は静かに寝てほしい

    そうしたら私もまた頑張れるのに

  • 19年ぶりの再会🥬

    巨大野菜をバギー詰め込まれ迷惑そうな犬

    今日も天気が良いので運動不足のおばさんと老犬は散歩に出かけた。

    少し遠出してみたら『うびおさん??』と声を掛けられた

    20年前に幼稚園で一緒に役員をやった先輩Kさんだ!

    しばらくはランチだの飲み会だので集まってたけど小学校に入るとみんな働き始めてなんとなく自然消滅してしまった

    けれど大好きな人達だったので素直に会えて嬉しい

    Kさん、野菜販売始めたのだとか

    そういや地主の娘さんだったな

    こんな所までKさんの土地だったのか…

    白菜300円でハンドボール二個ほどの大きさ

    大根にいたっては100円で立派な葉っぱ付きで私の腕より太い!

    当然持てないのでコタのバギーの隙間に詰め込む

    本当はもっと買いたかったけど夫婦二人だから…と歯を食いしばって我慢した。

    Kさんに会えて嬉しい上に農家直売の野菜も買えてホクホクの日

    お金を取りに家と畑を二往復したのでコタはクタクタで熟睡している

    赤ちゃんと動物は寝ている姿が尊い