大学4年生の息子はちょっとヒマな時がある。
今日も犬と二人でヒマだったらしく玄関先の階段に座ってコタと日向ぼっこしていたらしい。
そこに遠くからウォーオォーウォーオォ!と響いてくる犬の吠える声。
近所の元保護犬くんだ。
まだ若いオスの中型犬でとっても賑やか、というかうるさい子だ。
とにかく散歩中ずっと興奮してウォーウォー言っている。
多分あまり悪意はなくてただ興奮してるのだと思う。飼い主さんはいつもスミマセン!って恐縮している。
その賑やか保護犬くんの声が近づいて来たときに小太郎は息子の股ぐらに潜り込んで顔だけを出してやり過ごしたそうだ。
なんとも幸せそうな顔。
息子ももうすぐ社会人だからこんな風に平日の昼間に家の前で日向ぼっこは出来なくなるだろう。
15歳の冬、小太郎と息子の思い出になることだろう。