うちの裏は引っ越してきてから7~8年間は果樹園だった。
後継者いない問題からか果樹園は宅地造成されてあっという間にお家が出来ていった。
かなり密集していてコタの外のお家から数メートルと、かなり近い。
我が家の二階のベランダからは多分私でも跳び移れると思う。
真裏に住んでいるお子さんは当時多分2歳にもなってなかったろう。
裏のお家の二階の小さな窓から『わんちゃん!わんちゃん!』と毎日呼びかけてくれていた。
コタはそれに対して『…ウォン…ウォン』と小さく答えていたっけ。
ある初夏の日事件は起きた。
うちの真裏のお家では無いがこの周囲のどこかのお家でケンカが始まった。
初夏だったのでどこの家も窓は開けっ放し。ケンカの主
はお父さんVS年頃の娘さん。
聞きたくなくても内容が丸聞こえでどんどんヒートアップしていきものすごい怒鳴り声
『だから勉強しろってそれから遊びに行けって言ってんだろうがーー!』
『はーー??なに言っちゃってんのーー??』とかいう内容だと推測。
さすがにこちらから窓を閉めに行ってコタを見てみたら
コタが今まで見たことも無いくらいにちんまりとして泣いていた。
ずっとケンカを間近で聞いていて自分が怒られてると思ったらしい。
すぐにコタ回収してコタの回復にあたりました。
犬は人間の悲しみとか怒りとかネガティブな感情にすごく敏感らしい。
今でこそ無いけれど、私もコタの前で子ども達にキツく怒ったりしてたなあ。
そんな時はあっという間に自らケージの中に逃げていたっけ。
あれからそのような事件も無く、平和に過ごしています。